Saturday, September 20, 2008

経済通貨同盟 ひまわり経済通貨同盟


アルゼンチンの植物性油粕は大豆ミール以外にも向日葵油粕もありそうな気がしますが、量的に多そうな大豆ミールから類推するに、アルゼンチンの植物性油粕の主な輸出先は、欧州、とくに、EUであるといっていいでしょう。ヨーロッパの消費は、アジアほど伸びてはいませんが、狂牛病はやりですから、動物性の飼料はいかんということになり、今後、需要が伸びるかもしれません。

 なお、ひまわりについては、疑問発見掲示板(2002年7月9日)で、HN塚原直也さんが話題にしています。再掲載しますと、

塚原直也さん:

食用農作物において新大陸原産といったらほとんどがラテンアメリカ原産で、唯一ひまわりだけがアングロアメリカ原産らしいですね。早稲田だけが使ってくるネタだと聞きました。
さ~らまん:

早稲田は早稲田でも、原産地が好きなのは、政経ですね。そこで、記憶を辿って調べましたら、1993年の第5問。
  「日本では一般に炎天下にそだつ観賞用植物として知られているが、世界的には油の原料として・・・」
選択肢にある観賞用植物らしきダミーはナタネとチューリップ。くだらん問題だ!(早稲田の政経の地理問題に対して偏見を持っている私)それはさておき、で、なぜ、突然、「ひまわり」なんでしょうか? 「今日は暑かった」からでしょうか?

 ついでに、ひまわり(種子)の生産上位国(2000年)。出典:下記URL。早稲田の政経も含め、大学入試には、まず出ないでしょうが。

 ロシア 7,891  アルゼンチン  3,200  フランス  1,824  中国 1,800  アメリカ 1,626 

ロシア、中国、インド、フランスぐらいの順かな、と思ったが、アルゼンチンが2位(1998年は1位らしい)とは意外でした。5位以内ではないがウクライナも多く(1998年は4位)、ロシア・ウクライナ南部のひまわり栽培はまれに試験に出ますね。

 で、突然ですが、アメリカのカンザス州はひまわり州と呼ばれており、ひまわりは州の花だそうです。カンザス州と言えば、冬小麦の大産地ですが、ひまわり畑もあるようです。そして、小麦栽培は、1870年代にウクライナから移住した人たちが、カンザスの自然環境が故国ウクライナに似ていることから植えたのが始まりだとか。

へぇ~、とすると、「小麦(原産地は西アジア)はウクライナからカンザスへ、ひまわりはアメリカから旧ソ連へ」なんだー。

なお、下記URLのサイトのオーナー(社団法人日本植物油協会)さまは、“植物油生産大国はサッカー強豪国”という大発見仮説を提出していらっしゃいます。
http://www.oil.or.jp/bn/html/24/index.html

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